エスケープシーケンスを無視(無効化)する raw
目次
エスケープシーケンス
タブや改行などはバックスラッシュ\
をつけたエスケープシーケンス(\t
や\n
など)で記述する。
特にファイル名やパスの記述の際に利用することが多い。
str_esc = 'A\tB\nC\tD'
print(str_esc)
# A B
# C D
raw文字によるエスケープシーケンス無視 : r
文字列'...'
, "..."
の前にr
またはR
をつけると、エスケープシーケンスを展開せずそのままの値が文字列となる。
str_raw = r'A\tB\nC\tD'
print(str_raw)
# A\tB\nC\tD
Windowsでのパス表記 : r
raw文字はWindowsのパスを表現する際によく使われる。
Windowsのパスは、通常文字列を使うと\\
と表現しないといけないが、raw文字列を使うとそのままで良い。
double_path = 'C:\\Windows\\system32\\cmd.exe'
raw_path = r'C:\Windows\system32\cmd.exe'
print(double_path == raw_path)
# True