今回は、Pythonを使う際の注意点について説明していきます。
みなさんもPythonでプログラムする際は様々なライブラリを活用しているかと思います。
ライブラリのimportの際には、一般的に『 *(アスタリスク) を使ったワイルドカードインポートをしない方が良い』と言われています。
ここではその理由について、解説していきます。
目次
importの際に *(アスタリスク) を使わない方が良い3つの理由
大きく、3つの理由があります。
コードの可読性
ある関数がどのライブラリから来たものなのかが分かりにくくなる場合があります。
また、インポートされたライブラリを正確に把握することができないため、どのモジュールからインポートされたかを簡単に見つけることが出来なく、コードの可読性が低くなります。
名前空間の汚染
import * ステートメントを使うことで、自分の名前空間にある関数やクラスをすべてインポートするので、自分が定義した関数やクラスや他のライブラリの関数やクラスと衝突する可能性がある。
また、変数や関数を上書きしてしまうリスクは、インポートを行うことで常につきまといます。
バグ隠ぺいの可能性
pyflakesのようなソースコードのエラーチェッカーツールを、静的なエラー検出するために使用することはできません。
これにより、潜在的にバグが残ってしまう可能性があります。
ここまでがimportの際に *(アスタリスク)を使わない方が良い理由となります。
まとめ
importの際に*(アスタリスク)を使ってワイルドカードインポートしないように意識してプログラミングを行っていきましょう。